最強の経営理論で人生を変えよう
一流ビジネスマンの間で話題のMBA理論。むずかしく考えずに、恋や生活すべてに役立てよう。ヴィジョンを描いて、MBA手法で生きれば、成功と幸福が押し寄せてくる。
「花屋のMBA」を出版して約6年が経ちましたが、この本はいまだに輝きを失っていないとよく言われます。それは、内容が体系化されており、普遍性を持っているからだと考えています。
今回の「電子書籍版」では、6 年間の進化を反映しつつ、改めて伝えたい内容を刷新しました。
私が生涯追求しているテーマは「個の確立」です。これは
「人々が本当に自分の頭で考え、自らの足で立って、責任を持って生きていくこと」
を意味しています。これは「花屋のMBA」の後に、次の進化を遂げました。
人々が「個の確立」を図るには、以下の2つが必要。これらがあれば、世界のどこにいようが、誰にも依存せずに生きていけると考えました。これが最強のツール
「VM +MBA=VMBA」
の誕生です。このことで私の理論に1つの体系が出来上がったのが、 大きなachievement(達成)でした。
●「VM(ビジョン・メーキング)」
精神的自立 → 心の自立 → VM →
2011年2月 「絶対にぶれない自分のつくり方」(グラフ社)
●「MBA(経営理論)」
経済的自立 → 金の自立 → MBA →
2012年3月 「道具としての経営理論」(日本実業出版社)
この「花屋のMBA」は最強のツールVMBAの原点とも言うべき作品です。これがあったからこそ、VMBAという体系に発展しました。私にはこのことが本当に感慨深く感じられます。
(本文より)
私の問題意識の中に、「人はどうすれば幸せに生きていけるか」ということが常にあります。しかしながら、次のようなことはもう誰もが語っています。
「日本はこれだけ経済を謳歌して豊かであるのにも拘らず、私たち日本人が幸せを体感できていない。
むしろ、学校教育の荒廃、政治、官僚、企業の不祥事などは深刻さを増しており、この国はなぜこれほどまでに落ちぶれたのか、この先どうなるのだろうかと不安でしょうがない。」
つまり、日本人は幸せになれていないのです。読者の皆さんは、経済的のみならず、精神的にも幸せでしょうか。
私自身が大企業に21年間も身をおいて、懸命に働いてきました。
その中である問題に巻き込まれるわけですが、日本を代表する大企業のエリートたちの、そのあまりにも拙い人間性を疑うようなやり方に、「これでは日本の将来はない」と強く意識したことから、私の人生の転換が始まりました。
その時の気持ちを再現してみると次のようなものです。
「もうあほらしいことはやめよう。真に正しいことをしよう。正しいことがよいとされるまともな社会を取り戻そう。学校でのいじめなんか論外だ。日本という国を真に経済的のみならず、精神的にも豊かな国にしていこう。そこで、政治家や官僚に頼ってはだめだ。大企業も変わらない。ならば、私たち一人ひとりが変わっていかなければ、この国はたちゆかないんだ」
でした。
更には以下に考えが進みました。
「日本にまたもや明治維新を起こそう。日本は制度疲労をおこしているので、上からの改革が不可能なんだ。明治維新は土佐の一藩士坂本などが起点となった。国民皆が立ち上がって変えていこう」
と意識するようになりました。
◆続きは本文にて